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【今期アニメ】俺的にVivyの一人勝ち説【若干のネタバレ】

このマルマガを開設した当初は自分がYouTubeに投稿している動画の内容を掘ったり編集の裏話を書いていく言わば動画投稿者の裏日記にしようとしてたんやけど折角ブログを開設して長ったらしいHTMLを駆使して書くんやからもっと日頃感じた事を書いてもいいんじゃないかと思い始めてきた今日この頃。

 

なのでトップページの「自分の動画を基にしたブログマガジン」という一言を変更するのを検討してるから何がいい案があればコメントかTwitterで教えて欲しい。

 

ここまで他力本願なブログがあるだろうか。いや、ない(倒置法) 


 最近何かとアニメを見ている。俺はアニメは大量に見ている訳でもなければ深く考察している訳でもないノーマルな人間やからどのアニメと比較して面白いとかそういう事は言えない。ちなみに今見ている今期アニメは

  • シャドーハウス
  • 戦闘員、派遣します
  • Vivy -Fluorite Eye's Song-

  • 86(エイティシックス)
  • スーパーカブ
  • 髭を剃る、そして女子高生を拾う

「戦闘員、派遣します」の作者は自ずと知れた「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者の暁なつめ氏だし、86の劇中曲は澤野弘之氏が担当していたりと俺の場合気になる作品が多い。

その中でもVivyは確実に面白い作品だと思うから今現在わかる範囲で紹介していきたい。

 

 

 

 

近未来に起こる機械と人間の戦争を防ぐ


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▲ミッション遂行中のマツモト(ぬいぐるみ)とヴィヴィ

 

 
ストーリーを簡単に解説すると、未来から来たマツモトと名乗るAIが約100年後の未来で人工知能が人間をキャン言わせる時代が来るからそうなる前にAI進化を食い止めて歴史を改変させて欲しいという無茶ぶりを遊園地の歌姫ディーヴァ(愛称はヴィヴィ)に強要し、ディーヴァ(ヴィヴィ)は渋々応じるという何とも王道的な話。

 

自立型の人工知能が暴走して反乱を起こすというテーマは某ターミネーター2を筆頭に近年のアニメであればBEATLESSが頭に浮かぶ。

 

こういうテーマはある程度数は揃っているから早い話食べ飽きたテーマではあるんやけどVivyの場合キーワードが一貫して「歌で皆を幸せに」と言う事で今までの人間vsAIのガチンコ戦争ものとはちょっと志向がズレているのかもしれない。

 

主人公補正はある。ご都合主義は一切無し。

まあそんなこんなでヴィヴィのプログラムは「歌で皆を幸せにする」。そもそも未来で戦争が起こってお客さんが死んじゃったら幸せもくそも無いからAiが進化を遂げる原因となった事件に介入して邪魔する奴らをバッタバッタ倒すミッションを遂行するんやけど上記の通りヴィヴィは単なる遊園地の歌姫AI。

 

その正体が歌姫じゃなく過去に戦争を終わらせたエンジェロイド的な存在だったらそれはそれで一興だなと思いながら見てたんやけどそんな事は無かった。

味方がオーバースペック 

けれどもこのアニメ、俗に言う主人公補正なるものは強く存在する。というのも未来から来たサポートAIマツモトがギアス持ち並の化け物スペックでこの時代のセキュリティなんてマツモトからすればカモ。

 

ハッキングなんて呼吸だし電子戦に至ってはほぼ負け無し。何より「正史」を知っているから先で起こる事件を逐一把握できているのが強すぎる。

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第4話でマツモトによってどこから盗んできたのか戦闘プログラムをインストされたヴィヴィもクソザコ歌姫から一転して対人・対AI戦闘・武器を持った人間の制圧くらいならできるようになってしまったから正に物理戦のヴィヴィ、電子戦のマツモトの最強タッグの誕生だろう。

防ぐ事が出来ない未来に対してヴィヴィが徐々に壊れていく


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 と、早くも正史を蹂躙できるオーバースペックを持った2人ではあるんやけど流石制作に長月達平氏が居るだけあって中々上手くはいかない。AI問題を解決する毎に水面下では別の問題が起こる事も多々あってそれが例え自分を応援していた幼い少女の事故死だろうがAI開発責任者の自殺だろうが一切関係なし。

 

「我々の目的はあくまでAIの戦争を止める事」と冷酷に語りかけるマツモトと動揺を隠せないディーヴァのやり取りが何とも刺さるしなによりマツモトが正史を知っている事で「救えたはずの命」でもあるのか良い。

 

何が問題かというとディーヴァは「歌で皆を幸せにする事」が存在意義であり、救えたはずの命を捨てる行為は明らか自分の使命に反する。となると当然矛盾からエラーが起こるんやけど…まあその先は見てもらう方が早い。

 

悪い結果も出るから面白い


このアニメは主人公が行った事が良い方悪い方関係なく結果として大きく出てくるのが見てて面白い。特に6話は凄い。

 

Aiを人間として愛する人も中には出てくるんだけど上で書いた通りAi進化を止めるにはその要となる事件の発端を破壊する他ない。そんな発端がとある人間の恋人(AI)だろうがヴィヴィはそれを破壊しなければいけない。少数を犠牲にして多数を救うかその逆を取るか、某FateZeroを彷彿とさせるけど歌で皆を幸せにしたいヴィヴィがやるからこそ辛いものがある。

 

 

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現在9話まで放送されてるVivyなんやけど一番懸念なのは最終回付近で思わぬご都合主義が飛び込んで来る事だ。

 

中には敵が終盤まで禁止されていた兵器を、ラストバトルで主人公の脳天に直撃させて瀕死状態にする作品もあったからまだ油断はできない。けど物語もいい感じに終盤だしディーヴァとマツモトが如何にAI破壊計画を遂行できるのか本気で楽しみにしている。

おそらく最終回を迎えたらまたブログで書くと思う。