日本で1番人と接するのが多いのがスーパーやコンビニの店員であるように、日本で1番スポーツカーに乗る事が多い業種や境遇にある人間は少なからずいる。
自分で言うのもなんだがかく言う俺もその1人。
そんな俺が今まで乗って運転した中で最高に楽しかった車の中でスポーツカーと楽しさという部分に焦点を当てて見ていこうと思う。
スポーツカーという言葉は定義があやふやで
「それはスポーツカーじゃねえ!」とツッコミたくなるかもしれないが、俺の主観に基づいている事を最初に了承しておいて欲しい。
今まで実際に運転したスポーツカーは下記
jzz30ソアラ(ターボ)
マークII ツアラーV
スイフトスポーツ (NA&ターボ)
86
AE111
RX7 FD
RX7 FC
80スープラ(NA)
NSX NA1 (AT)
Z32(ツインターボ)
GTR32
GTR34
GTR35
S15シルビア(ターボ)
180sx(NA)
シビックタイプR (FD2)
NDロードスター
GSF
M4
運転が楽しかった車 第3位
S15シルビア スペックr
シルビアといえばエンジンボアアップとフルカスタムされてサーキットで横を向いているのが大半だが、俺が乗ったのはフルノーマルのS15。
こいつの楽しさはなんと言っても2Lとは思えない加速と、運転のしやすさだと思う。
90年代の車というのは良くも悪くも癖が強い。
やれターボラグだ低速トルクがスカスカで運転しにくいというのは、車好きな子がよく言ってるイメージだが、それに加えクラッチの遊び部分が大きく、思ってるより更に上でクラッチが繋がるのが90年代車特有の操作感。
だがS15は遊び部分が普通やや狭くらい。
思ったところよりほんの少し下でクラッチが繋がる。さらに改良されたSR20エンジンの低速もりもりトルクがスムーズ発信を手助けしてくれる。
スピードだとかコーナーより、クラッチが気持ちよく繋がるのは楽しい車の第一歩だと思う。
けど個体によってはバックギアに入りにくいのがキズ。
公道を普通に走ったり少しスポーツ走行をする分には15シルビアが一番楽しいと思うし、250馬力というカタログ値の割に後述の280馬力車との加速感がそこまで変わらなかったのもポイント。
運転が楽しかった車 第2位
AE111トレノレビン
第2位はAE111型のトレノレビン。
FF化、同型エンジンでAE86の方が人気を博しているが、4AGの中ではコイツが一番速い。実際にAE86と乗り比べした際も加速感からまるっきり違った。
今までZ32、R32に惚れて自身も30ソアラのターボを納車する根っからのターボ信者だった俺に、
自然吸気の面白さと回し切れる楽しさを教えてくれたのは間違いなくピンゾロだった。
といっても友人の車を数回運転させてもらった程度だが…
こいつの走りはムラなく高回転まで回るエンジンと加速感。さらにサウンドも官能的だ。
運転させてもらった個体は足回りとブレーキがカスタムされていたので、コーナーでの安定感も高かった記憶がある。
似たような車にシビックタイプR(FD2)があり、全開走行をさせてもらったがカリカリの戦闘機すぎて扱いこなせなかった。というより速すぎて直線じゃないとエンジンが回し切れない。
だから使い切れるパワー、馬力のピンゾロが一層魅力的に感じ、楽しかった。
運転が楽しかった車 第1位
RX7 FC3S
栄えある第1位はFC。
俺が乗ったグレードは限定車のアンフィニ…ではなく普通のGTーXだったが初めて乗った時、こいつの楽しさは他の車と明らかに違っていたのを覚えてる。
まず軽快なハンドリング。
ハンドルを切るとラグを感じさせずノーズがその方向に深く入っていくのは面白いのなんの…リトラクタブルを上げると尚この車の突き刺さっていくような挙動がわかる。
車はパワーだけじゃない。
そう教えてくれたのは間違いなくFCだった。
205馬力のロータリーターボエンジンは必要十分なパワーだが、楽しく公道でも回し切れる(といっても3速フル加速が限界だったが)。
さらに重量も1250kgと軽い部類に入り、軽快な運転が楽しめる。俺が乗ったのはノーマルマフラーだったからサウンドはイマイチだったんやけど、交換すれば乾いたロータリーサウンドを奏でてくれる事間違いなし。
あとがき
多分昔の俺だったら
楽しい車はR32、34、Z32だのハイパワーターボになっていたと思う。
確かに一通り乗ったし、有難いことに仕事の関係でR35のTスペックをアクセルベタ踏みまでさせてもらったが、パワーがありすぎると扱いきれないと深く考えてしまう。
要は余程ハイパワーに酔狂を垂れていないと
3ヶ月くらいで飽きる。俺のソアラがそうだった。
遅いことは悪い事では無い。
今度ソアラから乗り換える時は、自然吸気エンジンに乗り換えてると思う